効能・泉質/飲泉について

美人の湯効能

トロトロの湯、つるつるの肌触りはまさに化粧水いらず
飲泉もできる上質な温泉

当館は医学的にも効果は高く、「名湯」の一つです。
お客様からは「すべすべ、なめらか、しっとり、とろとろの元祖美人の湯」と高い評価を戴いております。

美人の湯とは

温泉の中には「美人の湯」と言われるものが数多くありますが、「美人の湯」とは温泉の成分的作用で言えば、「美肌の湯」ということになります。
基本的には、肌の角質をとったり、毛穴の汚れを取ったりしてくれる石鹸のようなはたらきをする「乳化作用」によって、美肌が得られます。つまり、「ツルツル肌」「美白」が得られるということになります。
このように「美人の湯」は肌が美しくなる温泉ということになりますが、実際には温泉地に出かけることにより心身ともにリラックスし、ストレスから解放されたり、体調が整ったりすることから、体の内からも外からも「美人」をつくることになります。

さて、温泉成分の作用で美肌になることは認められていますが、「適応症」には「美肌効果」という項目はありません。つまり温泉分析書上では、「美人の湯」は存在しないことになります。
一方、一般的には「切り傷」「火傷」「慢性皮膚病」に適応症がある泉質は、肌の蘇生効果があると考えられるので、美人の湯と呼んでいいと思われます。

美人の湯 イメージ

そこで、一般的に言われている「美人の湯」は泉質名で判断しなくてはなりません。

「炭酸水素塩泉」(クレンジング効果)、「硫酸塩泉」(肌の蘇生効果)、「硫黄泉」(シミ予防効果)を「三大美人泉質」と呼んでいます。
また、pH7.5以上の(弱)アルカリ性の温泉も美肌効果があることから、「(弱)アルカリ性単純温泉」(クレンジング効果)を加えて、「四大美人泉質」と呼ぶこともできます。
(出所:温泉ソムリエ テキストより抜粋)

美人の湯 イメージ
泉質
アルカリ性単純泉
温度
42℃
効能
病後回復期、骨折後、外傷後、手術後、筋肉痛、
関節痛、打撲、捻挫、冷え症、慢性婦人病、
月経障害、不妊症、病後回復、貧血、慢性消化器病、慢性便秘

当館の温泉ソムリエ

南平台温泉ホテル常務執行役の太田 正寛
太田 正寛 南平台温泉ホテル常務執行役の太田です。
当館の温泉ソムリエとして温泉の知識と正しい入浴法をご案内いたします。
ご興味のある方はご予約時にお知らせください。

また全ての天然温泉に共通する効能として、 神経痛、筋肉痛、関節痛、腰痛、四十肩、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身(打撲)、くじき(捻挫)、痔、冷え性、疲労回復、病後回復、健康増進、慢性消化器病、肥満があります。
※泉質によって効能の効き具合は多少異なります。

美人の湯効能

当館は【 アルカリ単純泉 】です

pH7.5以上が「弱アルカリ性単純温泉」、pH8.5以上が「アルカリ性単純温泉」です。
pH値が高いほど肌の角質をとる働きは強いのですが、弱アルカリ性程度が適度な刺激で美肌効果が高いと言われています。
一方、入浴後の乾燥肌には注意です。保湿剤を塗るなどのケアが必要となります。

pH値でみる美肌への効果

  • 高クレンジング作用が高くお肌がすべすべに 強アルカリ性pH10以上 アルカリ性pH8.5以上 弱アルカリ性pH7.5〜8.5未満 弱アルカリ性pH7.5〜8.5未満 中性pH6〜7.5未満
  • アストリンゼント作用が高くお肌が引き締まる低 中性pH6〜7.5未満 弱酸性pH3〜6未満 酸性pH2〜3未満 強酸性pH2未満
  • 強アルカリ性
    pH10以上
  • アルカリ性
    pH8.5以上
  • 弱アルカリ性
    pH7.5〜8.5未満
  • 中性
    pH6〜7.5未満
  • 弱酸性
    pH3〜6未満
  • 酸性
    pH2〜3未満
  • 強酸性
    pH2未満

馬頭温泉
(南平台温泉)
pH9.6

pH値による分類・値で肌への作用は変化していきます。
pH7の中性を基本として、pH値が高くなるとアルカリ性になっていき、pH値が低くなると酸性になっていきます。当館はpH9.6でアルカリ性単純温泉になります。
なので、肌の汚れや古い角質を落としてすべすべにしてくれます。

成分でみる美肌への効果

  • 保温・保湿

    ナトリウムイオン
    塩素イオン
    体を温め、肌をしっとり
    させてくれます
  • 美肌促進

    マグネシウムイオン
    メタけい酸
    肌を乾燥から守り
    潤いを与えてます
  • ハリと弾力

    硫酸イオン
    ハリのあるふっくらした
    肌にしてくれます
  • クレンジング

    炭酸イオン
    古い角質を落としすべすべに
    してくれます

古い角質の新陳代謝を促進し、くすみをとったり、ツルツル肌になる効果がある南平台温泉。
特にこれらの成分は美肌へアプローチしてくれます。

温泉分析表

上質なお湯だからこそ飲泉について

入浴と飲泉の相乗効果で、整うコンディション

当館の自家源泉『馬頭温泉(源泉名 南平台温泉)』は、飲泉もできる上質なお湯です。
入浴と飲泉の相乗効果で、体のコンディションを整えることができます。

入浴飲泉がもたらす効果

ドイツでは「温泉水は大地の野菜と同じミネラルを含んでいるので、飲泉は野菜を食べるのと同じ」と言われています。
温泉水中にはさまざまなミネラル、化学成分が含まれており、体に有益なものが多くあります。これらの成分を飲用すると消化器系の粘膜から吸収されるので、飲みやすく加工した錠剤薬よりも効き目が早く現れるとされます。
人は口から物を食べる⇒胃⇒小腸⇒大腸⇒直腸⇒肛門から排泄しますが、消化不良は消化器の太い管が故障しているためいろいろな症状が現れます。この故障を正常な形にするには、薬のほかに疲れをとり、ストレスを無くすことが最良でしょう。

しかし薬には副作用があります。ですので、副作用のない温泉が一番です!
温泉を飲用することにより、胃腸の働きや消化液の分泌が活発化、自律神経への刺激で以下の効果が表れます。

  • 腎臓病などによい効果が期待できる。入浴と飲泉を併用することにより相互作用が発生し、利尿作用が促進される。よって胃腸障害に効きめあり。

  • 慢性便秘の人に効果がある。
    便秘気味の人はアルカリ性単純温泉を飲用すると腸運動を高めるのでよい。

  • 高血圧・動脈硬化症によい泉質はアルカリ性単純温泉である。
    動脈硬化を押さえるので、入浴と飲泉を繰り返すことにより中性脂肪が減少するから、効果のある予防になる。

  • 一般的に糖尿病によいとされている。飲泉は肝機能を高め、インシュリンの分泌を活発にして、高血糖の人の血糖値を下げる。これによって尿糖低下する。

  • 薬が効かない痛みに温泉熱が役割を果たす。
    温泉入浴は薬が余り効かない、痛みを伴う病気に温泉熱作用、成分作用、天地効果などで効果がでる。そのほか浴槽内で軽く筋肉、関節など痛みのある部分をマッサージするとよい。

温泉 イメージ

~元栃木県薬務課(温泉の神様)宇梶清司氏記述より表現を変えて一部抜粋~

「美人の湯」
ご入浴いただいたお客様の声

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ぜひ、またお越しくださいませ。

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